the scent of Jasmine ~ Akiko Endo Essay Blog

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9.15.2018

Remembrance of September 11


初秋の頃、9月は米国、殊にニューヨーカーにとっては特別な月です。
メールも増刊でお届けします。
日本が度重なる災害に各地が見舞われている様子を、ニュースで間の当たりにしております。
心が痛みます。被災者のやり場のない気持ちになります。せめて、心より復興をお祈り申し上げます。

🗽9月に入ると、17年前の2001年9月11日の朝を思い出します。
雲ひとつなく、透明な青空が広がり、鳥のさえずりが清々しい9月11日の朝でした。
今年も9月11日の早朝から、9・11メモリアルに於いて追悼式が執行されます。
犠牲者全員の名前が遺族から読み上げられます。

17年前に両親を失った子供たちが、すっかり成人して、それぞれの両親の名前を読み上げる時、長い時が流れたことを改めて実感します。
この日を迎えて、私も身に降りかかった衝撃から、辿った17年間をしみじみ振り返ります。
この17年間を振り返れば、世界で起きた戦禍とテロの惨事、また自然災害は枚挙に暇なく、被災した者が受けた衝撃や悲しみ、憤り、不安、憎悪、喪失感の日々は言葉に尽くせないものです。

🗽米国の一都市で起きた未曽有の航空機ハイジャックによるテロ、時代と共に、事件は記憶の彼方に忘れ去られていきます。しかし、世界の片隅でおきたテロ事件が火種(起点)となり、世界をChaosに導いたと言って過言ではないでしょう。宗教、民族、政治に及ぼした亀裂の修復は、長い、長い道のりを行くことになるようです。

🍵 いつもの朝が明けて、いつものように朝食を食べて、Coffeeを飲み、一日が始まろうとしていた2001年9月11日の朝は、また巡って来ます。

🍂 『Survival Tree』、生き残った奇跡の梨の木は空高く、緑の葉を茂らせて、そよいでいます。
また、ご一報させて頂きます。今日9/11は、お親しい方々と犠牲者への冥福と平和を祈る一日となります。

‘From New York, September 11, 2018
Akiko Endo