初秋の夕暮れ、冷んやり秋の河風に吹かれて歩く、ふと対岸の燃えるような夕陽に目を奪われて、しばし、たたずむ。夜のとばりの気配を感じながら、ひとときを自然の優美に浸れば、訪れる明日に希望を感じる。
現実に向き合って、生きる毎日は、時に重たい積荷を背負っている事もある。
少々 疲れを感じながら歩き続ける私を、燃える夕陽が引き止めた。私は積荷を傍のベンチに置いて、少しだけ現実を離れられた。
この一瞬の憩いが前にと進ませてくれた。ささやかな、思いがけない自然美との遭遇、不思議な力で後押しをしてくれた。
明日 また逢おう、そして明日はまた違った光景で心を揺さぶり、励ましてくれよう。空に向かって、ありがとう。終日の素晴らしいフィナーレを。
深秋のニューヨークより
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