冷気で息をするのも辛い、長く厳しい冬は数十年振りの事。これがニューヨークの冬だったと、改めて思い出されました。もともとニューヨークは冬も夏も厳しい場所と言われていました。暖冬が十数年続き、すっかり、その体感を忘れてしまっていたのです。厳冬はやはり、ニューヨ ークらしいのです。
そして、都会に息づく自然たちは如何なる天候の変化にも対応しながら、ビルと人の狭間で、自分のいのちを持って季節の変化を告げています。2014年の厳冬。
白い雪が踊り子のように海から吹き付ける寒風に輪舞しながら地上に降りてきます。
白い真綿のように幾重にも、幾重にも積もって枯れ枝を包みます。
雪明かりと街灯の明かりに木々の美しい陰影がモノトーンの荘厳な景観を見せています。氷点下の毎日、人の姿はまばらです。凍えそうになりながら、静寂な雪景色を私のアルバムに収めました。くつろぎのひと時にページを開いて頂ければと。Enjoy the snow. Akiko’s Photo Gallery, Winter 2014
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